第7章 国を背負う選手
盛大な開会式を終え、イナズマジャパンは二日後に控えた試合に向けて既に練習を始めていた。イナズマジャパンの初戦は二日後、イギリスのナイツオブクイーンが相手だ。目金曰く、初戦では当たりたくなかったというほどの強豪である。
試合の方式は参加チームを二ブロック、五チームずつに分けてのブロック総当たり戦だ。勝利チームは三点、負けは零点、そして引き分けは両チーム一点ずつのポイント制。試合ごとに勝ち点が加算され、最終的に両グループで点数が最も高い上位二チームが決勝トーナメントへと進出することができるようになっている。
イナズマジャパンが所属するはAブロックで、他にはイタリア代表のオルフェウス、アルゼンチン代表のジ・エンパイア、イギリス代表のナイツオブクイーン、そして一之瀬、土門も所属するアメリカ代表のユニコーンが同じブロックに属している。
今は実戦形式の練習をしていて、特に佐久間が良い動きをしている。緑川に代わって加入した彼は選考試合で見た時よりも格段にレベルアップしていた。染岡曰く、彼のプレーには仲間の想いが入っているとのことだ。
「みんな、集まってー!!」
唐突にマネージャー代表として先刻監督に呼ばれていた秋が、宿舎側のゴール裏から叫んだ。練習していた選手も花織らマネージャーもぞろぞろとそちらへ向かって集まり始める。秋は招集の理由を手短に語った。