第7章 国を背負う選手
いよいよライオコット島へ向けて出発をする。空港には選手の家族や雷門中サッカー部の皆、またテレビの取材などもイナズマジャパンが世界へ羽ばたくのを見送りに来ている。風丸と花織は見送りに来た雷門中サッカー部のマックスらに囲まれて、主に風丸がバシバシと背中を叩かれていた。
「アイツらのこと、頼むな」
「ああ」
虎丸の実家の隣に住んでいるお姉さん、乃々美さんの作ってきたお弁当にはしゃぐ壁山や栗松たちを見ながら半田が風丸に言う。風丸はああ、と頷いた。風丸が面倒見が良いから一年生には慕われている。
「花織とも仲良くやるんだよ」
影野と宍戸と話している花織を横目で見ながらマックスが風丸に囁いた。風丸はどきっとしてマックスを見る。マックスはいつものように飄々とした表情をしている。
「大丈夫だと思うけど。もう花織を泣かせたりしないでよね」
何度君たちの恋路の相談を受けたことか、と言いたげな表情をしてマックスは肩を竦める。半田は苦笑して肩を竦めた。でも彼も同じ意見らしい、花織を泣かせたら許さない。と言いたげな目をしている。半田はともかく、マックスも花織のことを大事な友人だと認識しているからこその言葉であった。
「ああ、もちろんだよ」
それに対して風丸は頼もしく頷く。男らしくて、これなら心配はなさそうだがとマックスは思う。だがこのカップルは、特に花織が色々な問題を呼び寄せる。