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白紙の冒険記。

第3章 出会い。


「みんな“闇の金属器”を持ってる。僕はなんとか攻撃を防いできたけれど…」



目に見えて分かる。
此方の圧倒的不利な状況。そして、彼らの圧倒的強さ。

アリババは迷宮内での出来事を思い出す。
彼らは迷宮で襲われたのだ。同じ“闇の金属器”を持った者に。
なんとか倒したものの、たった一人相手にしただけであれ程苦労をした。

それが、目の前に三人。

彼らの攻撃が容赦なくアリババを襲う。




為す術が、ない。




**********



「あらぁ…?あんた誰よ?」



闇の金属器の使い手の一人、ズルムッドが顔を顰める。

倒れたアラジンたちの中で唯一辛うじて動くことのできたモルジアナ。
彼らの役に立ちたい。
その一心で敵に向かっていった。

しかし、何本もの腕を操るズルムッドに捕まってしまう。
捕まっても尚抵抗を見せたモルジアナだったが、それが彼の怒りを買ってしまった。

まさに殺されそうになった其の時、彼の腕が飛んだ。
そして次の瞬間、切り刻まれる。



「マスルール、さん…!?」



彼らを助けたのは師匠であるマスルール、ヤムライハ、シャルルカン。
皆それぞれ、己の弟子が傷つけられたことに、少なからず怒りを感じていた。



「ケリ、つけてやるぜ」
「あら、ケリつけるだって。笑っちゃう」



戦とは、侮った方の負けである。




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