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白紙の冒険記。

第3章 出会い。


「マスルールさん!!」



アラジンが手を振り彼を呼ぶ。
ゆっくりと振り返った彼は、特別驚くわけでもなく至って普通だった。



「聖獣さんがモルさんたちを治してくれるんだって!」



アラジンが云うと彼は地面に膝を付き礼を述べた。
「感謝します」と。
すると、今まで何も言わなかった聖獣が小さく唸る。
再びアラジンが云った。



「どうぞ表を上げてください、だって」
「アラジン。お前、そいつの言ってることが分かるのか?」
「うん。あれ?アリババくんたちには…聞こえないのかい?」
「ああ。ただ唸ってるようにしか聞こえねぇ」
「そっか。残念だなあ…。すっごく綺麗な声なのに」



彼は肩を落とす。
如何やら、聖獣の声は“マギ”にしか聞こえないらしい。

聖獣はそれ以降相変わらず黙っていたが、蔦を伸ばし、彼らを同様に癒してくれた。

アラジンは思う。
この聖獣と云う存在は、ルフに一際愛された存在なんだと。




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