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最愛の人よ

第1章 1





狡噛 朝海、歳は18
都内の高校3年生

性格は...とにかく根っからの天真爛漫
潜在犯で執行官、そんな俺を兄と呼ぶ、優しさと明るさを持つ妹。

荒っぽく男っぽいところがあるが、そんなところが朝海の良いところだと思う。

両親は既に他界、一人で都内のマンションに住んでいる。

最後に会ったのは...確か1年前
なかなか簡単に会うことはできない。

標本事件の後でなかなか手が回らないが、今回は朝海から連絡が来た。
それならば兄として、家族として、会っておきたい。


ギノも常守も快く時間を俺にくれた。
出動要請がなければ、な


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「狡噛さんの妹さん...すごく会うのが楽しみです」



潜在犯が家族と対面できる特別室

昔の刑事ドラマに出てくるような、そんな雰囲気だ


直接手を触れたりはできない、互いを遮断するデジタル網の壁。

久々に会える、妹に、俺の家族
こんなに事件以外で高揚するのはいつぶりだろうか


「へぇー、対面室ってこんな感じー
俺には縁のない部屋だったからさ♪」

まあ、今回は縢も何故かいるが、まあいい




刹那、相手側の部屋の扉が開く
制服姿で現れたのは1年ぶりに再会する妹


「お兄ちゃん!」

「朝海」

椅子に座り壁に手を当てる

「元気だったか、朝海」

伸びた黒髪を高い位置で結い、少し大人になった雰囲気が漂う。
朝海は嬉しそうに笑みを浮かべ大きく頷く

「病気0、サイコパスもアンダー20、なーんにも問題ないよ」

この1年のサイコパス指標を見せる、
アンダー20から上昇することは一切ない、綺麗なサイコパスだった。

「よかった、相変わらずそうで」

「なによそれ!...って、いけないいけない
...すいません、ご挨拶が遅れてしまって」

椅子から立ち上がり、常守と縢に深々と頭を下げる

「はじめまして、狡噛朝海と申します。
都立湘南高校3年生です。兄がお世話になってます」

こういうところで空気を読む妹にはいつも恐れ入る。
俺と兄弟なんだと、こういう場面で身にしみて感じる。
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