第8章 怪しい物には気を付けよう②
「やめっ…んっ…」
突然リナリーが私の股間を服の上から触りだす。
ビックリして変な声が出てしまう。
そっと優しく撫でるように、上から下へと擦られ段々とそこに熱が集中していくのを感じる。
「はぁっ…んんっ…、リナ、リ…」
「ふふっ、どうしたの?」
自分でも聞いたことがないような情けない声が出てしまう。
怖かったのに、気付けばだんだんと気持ち良くなっていた。
「きも、ち…」
「はぁっ…私ももう、我慢できないわ」
リナリーが私のズボンのを脱がそうと手を掛ける。
その時だった。
ーバンッ
「おい、何してんだっ」
「大丈夫かあんな」
リナリーの部屋のドアが勢いよく開けられ神田とラビが入ってくる。
「ちょっと!二人とも邪魔しないでよ」
「リナリー悪い」
そう言いながらラビがリナリーにプスッと注射のようなものを刺す。
「安心するさ。ただの麻酔さ」
「部屋にいろっていったろ」
「んっ…ごめ…はぁっ…」
未だに体の熱が収まらない様子のあんな。
「こいつは連れてく」
「ユウッ!…ってもう行っちゃったさ…」
一人残されたラビはリナリーの介抱をするのだった。
「俺、こんなんばっかりさ…」