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欠落した子

第7章 7




「………ん?…………」

「起きたか?」

目を覚まして見れば目の前には高杉の姿

「…晋助様……よかった夢じゃない…」

「…夢なわけねーよ…」

ポンポンと優しく彼女の頭を撫でれば満足そうな顔

「ありがとう…晋助様…」

ぎゅっと抱きつき安心させるように俺のそばにいる

「…着物台無しにしたな…」

「…あっいえ大丈夫です。」

「今持ってくるから待ってろ…」

「あっ……」

すいっと離れた高杉に何かを感じる

「すぐ戻るだから大丈夫」

「はい…」

ニコッと笑う

そして高杉が部屋から出る

「よいっしょ…と」

あ、そう言えば

銀さんたちに何も言わないで来てしまった。

きっとすごく心配してる

「…まぁ仕方ない…」

これもなにかだと思うし…

やらかしたと思いながら高杉との事後を思い出す

幸せだった

抱かれるのてあんなに幸せなんだと思った

乱暴にするなんていって優しかった…

「…私が軽い女なのかな…」

はぁ…と溜息をつき髪の毛を手ぐしですく

「…晋助様…」

「なんだ?呼んだか?」

びくっ

「も、戻ってこられたのですね!」

振り返り高杉をみる

「あぁ胸元が空いてる服しかなかったけどいいか?」

「…大丈夫です。ありがとうございます」

笑ってそして着替えをする

確かに胸元が大きく空いた服

まるで吉原にいる綺麗なお姉さんたちみたいに

「…まみ…」

「…ん?……あっ…」

ちゅちゅと鎖骨や首に赤い跡をつける

「一応な…ほらまみ…立てるか?」

「はい…」

起き上がっては高杉の後ろについて行き船の中へと進む

その姿はただただ綺麗な2人の姿

まるで何かの物語にでてくるような

そんな2人の姿
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