第5章 5
「おお、おかえりまみ」
「?」
まみの片手には新しい麦茶のはいった容器
キョトンとした顔をする。
「…そう言えばなんで銀さん達は夏なのにそんな暑い格好をしているの?」
「いや…夏なんで仕事来ないしまみさんばっかに頼るのもなんなのでお祓いなんかいいんじゃないかと…」
新八がごもごもと応える
「あ〜なるほど〜そういえば銀さん昔から霊感強かったものね〜」
納得という顔をしては銀時の隣に座る
「…して旦那の女…仕事はいいんですかィ?」
「おめーに仕事やってるとは聞かれたくないだろ!!」
沖田の発言に文句を言う土方
「今日はもう上がっていいとさっき言われたのであがっちゃいました〜銀さん銀さん帰りにアイス買って帰ろ〜」
今の真選組の現状を知っての発言かそれともただ銀時を慰めるだけの発言か…
じぃーと女をみる
「いえーい!アイスぅ」
「神楽ちゃんと新八くんも!買って帰ろう!」
ニコッと笑いながら話す彼女
「…いやぁなんとも可愛いじゃないか!!羨ましいぞ〜万事屋?」
ガハハと笑いながら素直な感想をいう近藤
「ったく…用がないなら早く帰って欲しいもんだな…」
新しい煙草に火をつけて話す
「あ、ごめんなさい…なら今帰る用意してくるね…」
よいしょと立ち上がり歩きだそうとする
フラッ…
途端に彼女の視界はぐにゃぁとなりその場に倒れそうになる
「…っまみ!!」