第4章 4
「…あちゃ…これはやらかした…」
時刻は23時
ほかの女中は皆帰宅し居るのはまみだけ
これは銀ちゃんと神楽ちゃん寝てるよね…
「…はぁ」
大きくため息をついて帰りの支度をする
今まで迷惑をかけた分とおもい事務処理や計算、仕込みなどもやり終えて今の時間
さすがにタクシー呼んで帰るのも勿体ない
仕方ない歩いて帰ろう…
荷物を持ち玄関まで歩く
「…オイそこの女何をして……まみ…」
「…あ、土方副局長さん…」
そこには寝巻き姿の咥え煙草をしている土方の姿
「…お前まさか今から帰ろうなんて思ってねーよな?」
「…あははそんな訳ないじゃないですか…銀さん迎えにきてるので大丈夫ですよ。」
咄嗟に着いた嘘
土方はこれを嘘と見抜く
万事屋なぁ…見廻りの時にグラサンかけたおっさんと飲み歩いてた…なんて言えないしな…飲酒運転する野郎にも見えねー
「…………」
「……じゃあこれで失礼しまー「まて」」
「…?」
行こうとすれば呼び止められる
「…えーと…」
「…ちょっと待ってろ…」
「??」
土方はそういって急いで部屋に戻り軽い防寒と煙草を持って彼女の元に
「……え?あの私…」
来た土方の姿をみてか返そうとするが
「…見え透いた嘘つくんじゃねーよ…ほら送ってく…コンビニで煙草買いてーからな…」
「……………土方副局長さんも嘘吐きなんですね」
「…うるせー」