第1章 1
「おはようございます!!」
〜真選組屯所〜
………食堂にて
明るい声が響く
「あらまみちゃんおはよう」
同じ女中として働く少し年が上の人から挨拶が返される
「あ、おはようございます…」
三角巾にエプロン、マスクをつけて厨房に
入ればご飯が炊ける良い臭い
「んじゃあこっちの仕込みお願いするね」
「はーい」
指示された方へ行く
今日も頑張らなくちゃ!!
冷蔵庫から必要な食材を取り出す
だが…
「あれ?」
ない……
「どうしたの?」
近くに居た同じ女中が話しかける
「え、いやマヨネーズが…」
「マヨネーズ?あぁそういやキレかけていたわね。予備のは…」
下に収められている未使用のマヨネーズがあるか確認するがなかった
「困りましたね…」
「そうね…とりあえず今朝は申し訳無いけど我慢してもらわないと……お昼の買い出しの時に買ってくるわね」
「はい!助かります」
ぺこりっ
頭を綺麗に丁寧にさげる
「そんな畏まらなくてもいいのよ。1番若いし新人さんなんだから…少しずつでいいのよ。」
クスクスッと笑いながら応える
少し赤面しながらも
「わかりました……」
と答えた