第3章 3
「……えぇ、あぁはい。お身体のほう大丈夫ですか?そうですか…はい、はい分かりました。いいえうちも若いのがいないと大変だから居なくなられちゃ困るもの…えぇ大丈夫です。はい、はいお大事に」
ガチャんっと電話をきる
「まみちゃん今日もお休みですってかなり体調不良が続いてるみたいで」
「あらそうなの?これで休んで1週間よねぇ…大丈夫なんか」
ボリボリと部屋のせんべいを食べながら話すのはほかの女中
「…そういえばまみちゃんの電話相手彼氏さんかしらいつも電話してくれて…ごめんなさいとかちゃんと礼儀がなっていてかっこいいのよねぇ」
「あらやだあ〜彼氏さんに看病してもらうなんてまみちゃん愛されてるわねぇ」
あははと笑いながら休憩をする
その近くを通って聞こえた土方はそういえば最近見てないと思う
風邪…なのか?
アイツの家万事屋だよな
「…………はぁ…」
「あれィ土方さんじゃあないですかこんな所で何してるんですかィ?」
そこに現れたのは沖田
「…あぁ?て総悟か…お前またサボってんのか?」
「いやいやそんな土方さんじゃあるまい「んだとお前」」
「俺ァ事件の聞きこみ調査で今から旦那の所に行くんですが土方さんも行きやすか?」
「…なんで俺が行かなきゃいけねーんだよ」
カチッとタバコに火をつける
「…なんでって…あれれあの旦那の女に興味ありげな土方さんだからせっかくだからキューピットになってもいいかと思いやしてェ」
にやりっと悪魔の笑みを浮かべる
「…はぁそういうことか聞きこみならいいか…」
「ついてくるんですかぃ?」
「一応な」