第3章 3
「………んじゃあ銀ちゃん…行ってきます…ありがとう…」
「あいよいってらっしゃい」
翌日の朝…
まるで何事もなかったかのように2人はいつもの日常を送る
そして仕事に行く彼女を見送り銀時はのんびりテレビでも見ようかなど考えていた
バダンっ
「っ!?まみっ」
戸を開けようとした途端に彼女が尻もちを思いっきりつき手に持っていた荷物を落としその場にしゃがみこむ
「…大丈夫か?…」
すぐ側に駆け寄り彼女を抱きしめる形で宥め顔色をみる
「ごめ……銀………」
そして悟る
「…たまには仕事サボるのもありだな……」
「…ぇ……」
彼女を持ち上げまだ敷きっぱなしの布団まで連れていき寝かせ彼女の仕事先の電話番号に電話をしまた新八達にしばらく万事屋にくるな。休みだなんて適当な理由をつけて彼女の元に戻る
「銀さん…」
「落ち着いてないんだろ…甘えるなとはいわねェただしばらくその状態だとよそ様に迷惑かけるのみえみえだからな…」
そうしてまた彼らの行為が始まる訳ではなくただ銀時が彼女を抱きしめ頭を撫でて…「大丈夫、大丈夫」と声をかけながらいろんなことを考える