第3章 3
そして平賀源外のからくりによる披露が始められる
銀時はそれを見る
ドォンと花火が空に綺麗に咲く
「やっぱり祭りは派手じゃねーと面白くねェな」
後ろから聞き覚えのある声がする
「!」
ジャガ
木刀に手をかける
「動くなよ」
だが相手の方が早く身動きがとれない
「クク白夜叉ともあろうものが後ろをとられるとはなァ
銀時ィ てめェ弱くなったか!?」
「…なんでテメーがこんな所にいんだ…」
「いいから黙ってみとけよ
すこぶる楽しい見せ物が始まるぜ…」
ドンッと花火が打ち上げられる
「息子を幕府に殺された親父がカラクリと一緒に敵討ちだ」
するとからくりの上に向けていた腕が将軍のいる方をむく
「狙うは将軍の首よ」
そしてドォンと爆発させるとみせかけ煙幕を発生させる
皆動揺してかそれぞれ慌てながら逃げ出す
「…っきゃあ!?」
まみもその人混みの中に巻き込まれそして飛ばされる
「オイあんた!?万事屋のとこの…」
「…あっ…土方副局長さ…」
彼女を起こしてここから離れろといい部下に指示を出す