第3章 3
「トシ 総悟の奴がウンコしに行くっつったきり全然戻らんのだが」
「あの野郎またどっかでサボってやがるな」
将軍のいる高い場所の下で警備をしている真選組の近藤勇を土方十四郎…とその仲間たち
「トシ他の誰を疑おうとかまわんが仲間を疑うことは俺が許さん俺は総悟を信じるきっとウンコのキレがものスゴく悪いんだ俺はそう信じたい!」
「そんな信じ方される位なら疑われた方がマシだと思うがな…それより山崎の野郎おせーな」
「なんだ?何かあったか?」
「いや…たこ焼きが食いてーってお上がよォ…ったく呑気なモンだぜ」
「副長ォォ山崎ただいま帰りました!」
走りながらくる山崎の姿
「おせーぞ!!マヨネーズもちゃんと付けてもらったろーな!」
そして受け取りパックをあければ
最後のひとつのたこ焼きだけ…
「……オイこれ…」
「…実は急いでたもんで途中すっ転んでぶちまけちまいやした
すみません山崎退一生の不覚」
その口周りには青のりやたこ焼きソースがついていた
「そーか俺は口元の青のりの方が一生の不覚だと思うがな」
「ふっ副長ォォこれは違います途中で食ったお好み焼きの青のりです!!」
ドガッバギっと暴力をうける山崎
「どっちでもいいわっ!オイどーするよ……って食ってる!?」
もぐもぐと最後のたこ焼きを食べる近藤
「そういや副長…まみさんいましたよ。まみさん」
「あぁ?まみて女中のか?」
「はい!万事屋の旦那と歩いてたとか…」
ちくっ
また万事屋か…
「…はぁどいつもこいつもなんで俺がアイツに好意がある的なふうに思われる訳?」
「あぁ前に沖田隊長がメガホンで振りまいてからです」
「あのドS野郎……」
はぁぁあと盛大なため息をつく
「まぁまぁトシまだまだ若いってことよぉ」
ガハハと笑う