第2章 2
「おはようございます〜銀さん、神楽ちゃん起きてください〜」
ガララッと戸を音を立てながら開ける
中からは反応はなし
「…まぁこんな早い時間から起きてる訳無いですよね。」
はぁ…とため息をついて中に入る
「ほら、神楽ちゃん起きて!」
押し入れの戸を開けて彼女を起こす
「んー?なにアル…」
「もう朝だよ…全く…」
寝惚けている彼女を横目に奥の部屋で寝ている人物を起こしに襖を開ける
「銀さん!起きてください!!……てあれ?」
「すぅ……すぅ……すぅ……」
そこに居たのは銀髪のもじゃもじゃではなくまみの姿
疲れているのかぐっすり眠っている
「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ 発情期ですか?コノヤロー」
後ろからポリポリとお腹をかきながら寝間着姿の銀時が現れる
「銀さん起きてたんですね!」
「ったく人がいつも寝坊するみたいな言い方するんじゃねぇよ」
「あははすみません…あ、朝ごはん作りますね」
そして朝ごはんを作りに台所に行く
「まみさん放置でよかったのかな…仕事とか…」
そう思い戻れば
「………ぁ……」
寝ている彼女の隣に寝っ転がりまるで子供をあやす親のように彼女の頭を撫でる銀時の姿があった
「…………」
ご飯作ろう
彼らの邪魔をしては行けない
僕はそう思った