第2章 2
「あー気持ち悪りぃ…」
ガシガシと頭をかきながら顔を洗いに行く
昨日は花見行ってそこで万事屋とあって…
どんちゃん騒ぎをしたな
まぁたまには悪くないか
「あ、おはようございます」
「おはよう…て女中か」
声をかけてきたのはまみという女中、
多分あの女中の中で1番若い奴だ
「…二日酔い大丈夫ですか?」
「あ、あぁ少し頭痛いくらいだが大丈夫だ」
「そうですか…」
ほっとした顔をする
「んじゃ…顔を洗ってくるか…」
「はーい…」
そしてすれ違いそれぞれの日常を過ごす
「そういや土方さん」
「なんだ?総悟」
市中を見廻りしている時に話しかけられた
「昨日いたあの女てなんですかい?」
「あー女中のまみか」
「へぇ…うちにあんな人がいたなんて俺ァ知りやせんでしたぜ」
「俺もだよ」
はぁと溜息をつきタバコに火をつける
「…なんですかね万事屋の旦那の彼女だったりして…」
「ゲホッゴホッおまっ何言い出してるんだよ」
その言葉を聞き思わず蒸せる
「あらら〜土方さん動揺しちゃいやしたか?」
「んなわけあるか…なんで俺が…」
ブツブツと言い出しタバコを吸う