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欠落した子

第1章  1


話してみると近藤さんはとても良い人で

真選組て怖いイメージあるけど意外とそうでもない

みんながみんな仲が良いし

喧嘩とかしてもちゃんと仲直りとかしてそう

まるであの3人みたい…

「ん?まみちゃんどうかしたのか?」

「え?あ、いえただ知り合いに似てるな〜て」

「知り合い?」

「はい…優しくてかっこよくて…でもほっとけなくて…そんな危ない人がいて…」

「ははっ」

近藤さんが笑い出す

「?」

「まるでそいつは”トシ”みたいなやつだなぁ」

世の中狭いんだなぁ

なんて呟きながらその後も話して屯所に

調理室まで運んでもらい、お礼を言う

近藤さんは

「いやいこんなことは男として当たり前だろ」

なんて言ってくる

優しい方に会えてとても嬉しい

「では美味しいご飯を作りますね」

「あぁ楽しみにしてる」

さて…作りますか




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