第2章 先輩。2
春
あれから私は音駒高校に行くために頑張った。私が音駒に行くと親に言ったら驚かれた。私が自分から、なんてあまりなかったとか...。でも、合格した時はみんな喜んでくれた。
そして、音駒高校入学式。
新しい制服に身を包み今日から高校生活スタート。
「いってきまーす」
母「忘れ物ないー?」
「大丈夫ー」
母「気をつけるのよー」
「はーい」
ガチャ
赤「おはよう」
「おはよう」
京治とは高校は離れてしまったけど行きは途中まで一緒に行くことにした。でもさすがに京治も部活に入って朝練や部活で遅くなるかもしれないから一緒に行くことは少なくなると思う。この道を一人で歩くのは少し寂しいな...。
「じゃ、ここで」
赤「うん」
「お互い、頑張ろうね。」
赤「あぁ。またな。」
私達はわかれた。