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名の無い関係

第15章 決断と結果


そう言うとギュッと掴まれている手を指差される。
倒れそうなリヴァイを助けようと、咄嗟に出した手を掴んだまま。
離そうと思えば無理矢理に離す事も出来るが、こんなに弱ったリヴァイを見てしまってはそれは出来なかった。


『命令?』

「君は意地が悪い。」


私が君に他の男と寝ろと言えるはずがないだろ?とエルヴィンは笑う。


『なら三人で寝る?』

「君を真ん中にして、か?」


そうなるね、とアゲハも笑う。
雨に閉じ込められたほんのひと時の安らぎの時間だった。
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