第4章 3対3
『凛ちゃん演技力やばすぎ!』
購買で買ってきたパンの袋を開ける
「ぷっ、あははは!さいっこーだっただろ?」
『どこの優等生?って感じだった!』
「アソコで教頭に捕まってたら購買で何も買えなかったからな!」
『凛ちゃんのおかげでお昼ご飯買えたよ~』
「俺の演技力も大したもんだろ?演劇部にでも入ろうかな」
真剣な表情で言うもんだからおかしくて笑いが止まらない
「今日も放課後は部活か?」
『そう、なんだけど…病院行こうかなって悩んでたとこ』
「左腕痛むのか?」
『んー、ちょびっとだけ』
「俺も着いて行ければ良いんだけど…バイトが」
『いいの!1人でも行けるし!』
「悪いな」
澤村さんに病院に行くことをメッセージ送ろう
数分としないで一言、了解というスタンプが送られてきた