第2章 執事【ユーリ×ルイプリ】
「なっ……」
レナは顔を真っ赤に染める。
「イキたいなら、俺にねだってよ。
『イカせて』って。
俺、今日は凄くねだられたい気分なんだ」
「っ……そんなことっ……思って、ないっ……」
身体は達する事を欲しているけれど、レナの心はまだ屈していなかった。
ユーリは、妖しく口元を弛める。
「そう?じゃあ『イカせて欲しい』って思うまで、滅茶苦茶にしてあげる。まだまだ時間はあるから。ね、レナ様」
ユーリは、また指を搔き混ぜ、2箇所同時に刺激し始めた。
「ぁっ、いやっ、……っ」
「あーあー、レナ様、感じすぎ。どこまでもつかな……くすくす」
さっき、ギリギリで止められた熱は、すぐに身体を支配し、勝手に昇り詰めようとする。
「ぁぁっ、ぁっ、ぁ、も、だめ、やぁぁぁぁぁぁぁ!」
「おっと。」
またもや、指を止めるユーリ。
「まだダメ。早いよ、レナ様」
「っ……」
またもや寸止めされて、意志とは関係なく、腰を揺らしてしまうレナ。
「どう?イカせて欲しくなってきた?」
身体は欲している。
しかし…
レナは必死に首を振った。
「そう。残念。」
ユーリは愉しそうに笑うと、また刺激を始める。
「ぁぁっ、ゃぁ、も、やめて……ぁん、ぁんっ」
引きかけた熱が、一気に押し寄せる。