第2章 執事【ユーリ×ルイプリ】
ルイへの罪悪感に苛まれながら、ユーリの愛撫を享受するしか出来ないレナ。
「ルイ……ごめん、なさい、ぁぁん、ル、イ……」
いつもの様に、レナが泣きながら、言葉を零し始めると、ユーリはすっと目を細める。
「イキそうなの?レナ様」
「っ……」
「レナ様ってイキそうになると、いつもルイ様に謝り始めるよね。分かりやすい」
ユーリは、刺激を続けたまま、レナの耳元に唇を寄せ、低く囁く。
「でも、今、レナ様に触れているのは俺だよ。レナ様は、俺に滅茶苦茶にされて、俺に感じてしまってるんだ」
「違う、私は、ルイをっ…ぁぁあん、やあっ」
ユーリは、レナの言葉を奪うように、刺激を強めた。
「ぁぁっ、ダメっ、ぁっぁっぁぁっ……!!!」
どうしようもない快楽が背中を駆け上がり、
身体が絶頂に昇り詰めていく。
またいつものようにイカされる。
そう思った時。
「ぁぁっ…………ぁ……」
達する寸前、ユーリの指の動きが止まった。
中途半端な状態で放置されて、身体がガクガクと震える。
「ねえ、レナ様…………イキたい?」
ユーリが意地悪く微笑んだ。