第2章 執事【ユーリ×ルイプリ】
ルイとの行為を覗き視られているような気分になる。
「ゃっ、見ないでっ」
「独占欲、強いよね、ルイ様って。
毎回、同じ所に、跡つけて。
しかも、誰にでも見られちゃう場所に。
レナ様が、あんまり可愛いから、誰かに取られないか心配なのかな。
愛されてるね、レナ様」
「っ……」
「ねえ…ここに、こうやって口づけられて、跡つけられたの?」
言いながらユーリは、ルイの付けた跡を、唇で食んだ。
抵抗しようと足掻くけれど、軽くあしらわれてしまうレナ。
「んっ…ぃゃっ…」
「いや?ここを、こんなにしてるのに?」
ユーリは、レナを後ろから抱き締めたまま、ナイトドレスの胸元から、すっ…と手を差し入れ、レナの恥ずかしい突起を探り当てた。
「ぁんっ………ぃやっ」
「レナ様…ここ、凄く硬く尖ってる。
どうして?………ねえ、どうして?」
首筋に息を吹き掛けるように、悪戯に囁くユーリに、レナは顔を背けた。
くりくり……
「あっ……」
ユーリの指先が、胸の突起を指で弾くと、レナは、声を溢してしまう。
「くすっ、そんな声出して。気持ちいいの?これ……」
くりくり……くりくり……
「違っ……ゃぁ……」
レナの小さな身体がふるふる震え、時折、ぴくん、と跳ねる。
「違わないでしょ?こんなに反応して…」
いやだ、ルイ以外の人に触れられたくない。感じたくなんかない。
そう思う心とは裏腹に、
身体は嬉しそうに、快楽を受け入れてしまう。
心は壊れそうなのに、
ユーリの指が動くたび、思考が溶けて、なにもかも、分からなくなっていく。
ルイと同じ数だけ触れられて、レナの身体は、知らない内に、ユーリ好みに変えられていっていた。