第1章 電車にて【レオ&アラン×プリンセス】
(いやっ……今、触れられたら!)
「………びしょびしょ。やらしいな、おまえ」
「違っ……」
意地悪く笑いながら視線を絡めてくるアランに、レナの頬が真っ赤に染まる。
「そんな言い方しちゃ可哀想だよアラン。濡れちゃうに決まってる。俺たちが触ってるんだから」
「まあ、そうか」
アランは、何かを探す様に、指先を動かし、そして。
「あ。見つけた…」
こりっ……
びくん…
「っっっ!」
アランの指先が、レナの中心の、恥ずかし気に主張する突起に辿り着いた。
(そんな、そんなとこ触られたら、もう……!)
「分かってると思うけど、声、出すなよ?」
アランは念を押す様に囁いてから
「ダメっ」
というレナの声を聞くよりも早く、指を動かし始めた。
「あ…………」
「おっと」
「んんんんっ!」
今度は、レオがレナの口を塞ぐ。
「声が漏れないように、俺が口を塞いでおいてあげる。いいよ、いっぱい感じて」
(どうしよう、嫌なのに、身体が勝手に反応してしまう……)
アランの指先が、くりくりと中心の突起を押し潰す。
「んんんんんっ」
身震いするほどの快楽が押し寄せる。
レナは、無意識の内に、淫らに腰を捩らせてしまう。
「へえ……けっこうそそる。もっとか?」
アランが激しく指を動かすと、さらなる快楽が、身体を駆け上がってきて……