【文スト】トリップしたら心中申し込まれたんだけど?
第12章 やっぱり尊いです
太宰
「そうだ、美采ちゃん。
お腹空いてると思ってお粥を作ったんだ。」
『太宰さんが作ってくれたんですか?』
太宰
「嗚呼、そうだよ?」
『ぜひ!いただきたいです!』
太宰さんが作ってくれた御飯を食べれるなんて、僕死ぬんじゃないのかな?
それにしても・・・何でお粥?
はっ!まさか太宰さんお粥しか作れないとか?!
何それ!凄い可愛いんだけど?!
太宰
「はい、どうぞ」
『そういうのも物凄く尊いです!!』
太宰
「え・・・?」
『すいませんっ!何でもないです!いただきます』
思ってる事がついつい声に出ちゃう・・・。
それにしても、太宰さんの作ったお粥美味しい・・・
ってか、僕太宰さんの作ったお粥を食べてる・・・!!
神様・・・本当にありがとう
・・・信じてないけど
太宰
「美采ちゃん。私に知って欲しいことってある?」
『太宰さんに、知って欲しいこと・・・』
そう言えばそんな事を言ってた気がする。
僕が太宰さんに知って欲しいことって言えば
『実は、僕・・・別次元からトリップしてきたんです』