【文スト】トリップしたら心中申し込まれたんだけど?
第11章 目覚めるとそこは・・・
『ここ・・・どこだろう?』
目が覚めるとそこは見慣れない天井だった。
確か探偵社で太宰さんと話してから,
その後の記憶が全くないからきっとそこで眠ってしまったのだろう。
それにしてもここはどこだろう?
太宰
「おはよう,美采ちゃん。よく眠れたかな?」
突然!私が寝てる布団の中から!太宰さんが出てきたから!!
ーバシンッ
『あそこで殴ったのは正当防衛ですよ。』
太宰
「美采ちゃん酷いよ・・・。」
太宰さんは僕のことを恨めしそうに見てくる。
だけどさ,みなさん考えてみて下さいよ?
例えば。例えばですよ?
酔って帰ってきたお父さんが自分の布団に潜り込んできたらどうします?
そんなの殴り殺したくなりますよね。←作者が実際に体験した出来事です
まあ,今回は太宰さんだったからビンタで許します。
『二度目はなくってよ!』
そう言ってビシッと太宰さんに向けて指を指す。
太宰
「ねえ,それ何処ぞの素敵帽子を思い出すからやめてくれないかい・・・?」
太宰さんが本気でそんなことを言ってくるので,この辺で許してあげますよ。