• テキストサイズ

【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】

第8章 異変


~黒子side~



黒子「姫、何かあったんですか?」



姫の異変にはすぐに気づく。表情や声でなんとなくいつもと違うことが僕には分かる。 でも姫のことだから隠そうとする…



貴女「いいえ、何も…ないわよ?」




ほらやっぱり…そういうのは僕には通じないってことを姫は知らない。



黒子「クスッ相変わらず嘘が下手ですね。」



そういってからかうと困ったような顔をした。



図星ですね…



僕は彼女の手首をつかみそのまま部屋に入り扉を閉めた。



貴女「ちょっと、黒子君?」



黒子「誰にされたんですか?まぁ予想はついていますけど…」



姫の顔がみるみるうちに赤くなってくる。



貴女「…あ、かしくん……」



やっぱり…イヤな予想が当たりました。



黒子「赤司君に…何されたんですか?」



赤らめた頬に次第に涙目になっていく彼女…その表情は艶美なものであり僕は彼女を攻めることをやめられない。



本当は僕だってその先は聞きたくない…だけど、知りたいと思ってしまう。



それは……姫のことが好きで好きでたまらないから…



出会った時からこの人を知りたいと思っていた。楽しそうにほほ笑む彼女はすごく可愛くて…どんなことがあっても前向きでいろんな人に愛される姫に惹かれるのに時間はかからなかった。



はじめは姫が笑っていればそれでいいと思った。でも次第にその笑顔を僕だけのものにしたいと思うようになってしまったんです。



貴女「赤司君に……耳を…」



黒子「耳を?」



貴女「耳を…舐められました……」



そうですか…しかしそれだけでよかった。



でももうこれ以上彼女を野放しにしておくことはできない。



と決断をする前に体は動いていた。


/ 141ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp