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君と私と(非)日常

第28章 爺共からの床急ぎ


邪魔にならないように横髪を耳にかけ、希灯がカムクラの陰茎におそるおそる手を伸ばす。
触れてみたそれはフニフニと柔らかいもので、程よい弾力のある不思議な触り心地だった。
『意外とむにゅむにゅしてて、思ってたより悪くないかも……。』
半ば遊びのような気持ちで希灯が陰茎を弄る。
触りやすいように希灯は前傾姿勢から腹這いに変えた。
ゆっくり上下に手を動かして分かる、表皮と内側の海綿組織がズレる感覚もどこか楽しい。
『(今なら嫌悪感とか少なさそう)。』
触っているうちに先程までの不安がぼやけてきてしまった希灯が軽い思考でやる気を出す。
丁寧に皮を下ろし、艶のある亀頭にそっとキスをする。そこから舌を出してチロリと一舐めしてみると、カムクラの陰茎は微かに跳ねるように脈打った。
『(手応えあり……)。』
反応があったことに関心を持った希灯はそのまま舌を這わせていく。
正しいやり方はよく分からないけれど、本などで見た方法でも問題はないだろうか。
陰茎の先を口に含み、収まりきれなかった残りの尺を手でしごくことにした。
歯が当たらないように気を付けながら頭を上下させ、舌で裏筋周辺を舐め回す。
初めて嗅ぐ独特な臭いと舌に伝わる生温い熱。本来口に入れるべきではないものが鼻孔と味蕾を不快に刺激する。
けれども希灯は愛する人の為と拒まずにカムクラの陰茎を愛撫し続けた。
段々と膨張し硬くなっていくのを実感しながら、希灯は一旦口から出した陰茎を愛しげに舐め上げる。
反り返り上を向いた陰茎の先は充血し卑猥な赤みを帯びていた。
弄っていると、鈴口から少量の体液が出ているのを見つけた。控えめな粘度の半透明な液を好奇心で舐め取り舌の上で転がす。味はほんのりしょっぱく、どこか淡白な印象だった。
カウパーをそのままに希灯はまたカムクラの陰茎に舌を這わせる。
ほんの僅かな時間で随分と立派になった陰茎を見て、もうすぐだという確信が持てていた。
「…………」
緩慢ながらも懸命に自身の陰部にむしゃぶりつく希灯をカムクラが見下ろす。
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