• テキストサイズ

手と手

第2章 手





居酒屋に入り、すばるが適当に注文してくれる



すばる「お前これやろ?」


『うん。そう。』


すばる「まだ怒ってんの?」


『怒ってへん』


すばる「今日は、俺の奢りや!!好きなだけ飲め!!」


『じゃー飲む!!ちゃんと連れて帰ってな?』


すばる「多分な」


『あかん。絶対!!』


すばる「うーん・・・わかった。」


『よし!!じゃーいただきまーす!!』


すばる「おん・・・」




あたしは、飲みまくった!!



て、言うてもお酒に弱いワタシ・・・




5杯目ぐらいで記憶が・・・あやふや・・・



とりあえず、むっちゃ喋ったのは覚えてる!!




すばる「あん。もう帰るか?」


『ん?』


すばる「帰るで」


『うん!!めっちゃ気持ちいいー!!』


すばる「むっちゃ酔うてるでな?」


『酔うてへんよー!!ただ・・・めっちゃ気持ちいい!!あははーーー!!』


すばる「酔うてるやんけ。もうええ?満足したやろ?」


『してへん!!お腹満たされたけど・・・ココロが満たされへん!!もうーいやや!!』


すばる「あぁー・・・ちょー待っててな。」





すばるは、伝票を持ち先にレジに行った




席に戻り、あたしのバッグを持ち


すばる「帰るで。」


『うん・・・』





店を出た





外は、もう春やのにまだ夜は寒くて



『寒い!!なんで?』


すばる「知らんわ。しゃーないなぁー・・・」


すばるは、着てたジャケットを脱いで、あたしの肩にかけてくれた




『ありがとう。すばる、ええとこあるやん』


すばる「その言い方やめろや。俺、イヤなヤツみたいやん」


『だって、男っぽいけど、男っぽくないやん?』


すばる「何なん?意味わからんで」


『だって、もう何か月も一緒におるのに手も出さんし・・・』


すばる「出して欲しいん?」


『そうちゃうけど・・・』


すばる「じゃーええやん」


『うん・・・』





/ 16ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp