第2章 手
すばるもあたしも頑固なんやと思う
あれからもう2週間
あたしも意固地になってるのぐらいわかってる
結局、あたしもアホやねん
わかってるけど、まだまだ中身子供やから
謝れんといてる
そんな時、仕事終りに改札を出たらすばるが居てた
気まずいからスルーしようとしたら・・・
すばる「あん!!」
名前を呼ばれて仕方なく、すばるの元に行った
『んー?』
目線は合わさず、返事だけした
すばる「すまん。こないだ・・・あのー・・・」
『ごめん。言い過ぎた・・・』
すばる「ええよ。俺も怒ってたし・・・」
『やっぱ怒ってたんやん』
すばる「あーもー!!怒った!!だって・・・お前が・・・」
『お前ちゃうもん・・・』
すばる「あんが・・・あー。また今度言う」
『なんなん?教えてよ』
すばる「今は、言いたない」
『じゃーもう聞かん!!』
すばる「で、飲みに行かん?」
『え?今?』
すばる「待っててんで?」
『なんで?連絡来てへんで?』
すばる「してへんよ。別にええやん。とりあえず、行くで」
『むっちゃ強引やなぁ・・・』
すばる「そんなん言うても、着いて来てくれるからな。だから・・・やっぱ・・・&%$$・・・」
『え?なんか言うた?』
すばる「言うてへん。」
『絶対なんか言うたでな?』
すばる「言うてへんて」
『絶対言うたし』
すばる「言うたかもしれんけど、今は言いたない!」
『いじわる』
すばる「別にええよ。いじわるで」
『変な人・・・』
すばる「ええから店入ろ」
結局すばるに足され、駅前の居酒屋さんに入った