第2章 手
4時―
アラームが鳴り、目が覚めた
途中何回も起きたからまだ眠い・・・
とりあえず、すばるを起こした
『すばるー。4時』
すばる「んー・・・おん。」
そう言いながらも寝てる
『すばるー』
すばる「ん?・・・あ・・・ほんまに居てたんや」
『えー!!じゃー帰ったのに・・・』
すばる「送ってくわ。」
『間に合う?』
すばる「いける。5時集合やから」
『ありがとう。』
すばる「ちょー待って」
支度をして、一緒に家を出た
家まで送って貰い、すばるとは別れた
まだ5時・・・
とりあえず、お風呂に入った
何やってんやろ・・・
その日
その言葉しか考えへんかった
数日後ー
すばるから連絡があった
「仕事何時に終わる?」
゛今日は、早く終わるから17時ぐらい”
そう返すと
「18時に駅で待ってる」
そう返って来た
仕事終り―
最寄駅に着いたら、すばるは居てた
『お疲れ様』
すばる「おん。飯行くか?」
『うん。でも、どうしたん?』
すばる「え?何もあれへんけど、ヒマやったから」
『そっか・・・』
すばるの車に乗り、ご飯に行った
特に、会話が盛り上がることもない
でも、無言でもお互い何も思ってない感じ
ただ、ご飯を食べて家に帰った
それから、週に1回仕事終りに会うことが増えた
週末は、時々すばると一緒に過ごして月曜の早朝
家に送って貰って仕事に行く
ほんまの友達
キスも手すら繋がん
笑い合うことも、あんまない
それでも、あたしはすばると一緒におることが楽しかった
好きやから
とかじゃない
ただ単に一緒におりたいなって感じ