• テキストサイズ

手と手

第1章 出会い






しばらく話をして終電間際


一緒に電車に乗った


週末の終電


満員で自然とすばると密着する形になった




大きく揺れてすばるの胸に突っ込んだ



『ごめん…』


すばる「んな、高っい靴履いてるからやんけ」


『ごめん…』


すばる「俺ちゃうかったら、逆痴漢やで」


『ごめん…』


すばる「ええよ。」



すばるは、あたしの頭にポンと手を置いた






ちょっとして、最寄り駅に到着した



改札口を出た





お互い当たり前のように歩き


分かれ道…




『あたし、こっちやから…』



すばる「おん。じゃーな…」



すばるは、自らの方向へ歩いて行った




『すばる…』




気がついたら、名前を呼んでた




すばる「あー?」



『…』



すばる「あん??」


『んーんー。なんもない。じゃーねー』






連絡先も聞かずに、すばると別れた





もう会うことは、ない








/ 16ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp