第7章 〜7〜
「あんた、何言ってんの?」
家康は私の右腕を掴んで、怒り狂った表情を見せる。
その顔からは明らかに殺意を感じた。
政宗はその手を離させ、家康の肩をぽんっと叩いた。
「家康、落ち着け」
「……」
私はやはり言わなければ良かったと、多少後悔しつつ、言葉を続けた。
「……でも……信長様。今あなたは生きている。」
「あぁ」
「本来なら誰かに自害を迫られ、その遺体は火事にて焼かれていたはず。でも信長様は生き延びた、という事か。」
秀吉は眉間にシワを寄せながら私に聞いた。
「、その犯人は一体誰なんだ」
「それは……現代でもハッキリとは分かってないの……」
「…………」
重苦しい雰囲気が続き、私がどうしようかと俯いた時、信長が笑いながら言った。