第5章 これが私の人生だから
リヴァイは不覚にもドキッとした。そしてそれを隠すかのように顔をすぐ逸らし手を離した
「…さっさといけ」
「…はい!」
なんでリヴァイ兵長はすぐに顔を逸らしたんだろう?
リヴァイ兵長の思考は相変わらず分からないなぁ…
シュー…
パシュー…
そんな音をたてながら立体機動で飛んでいた
一通り終わらせるとリヴァイが昼にすると言ったので
私とスイバは食事をとるため部屋にもどった
そーいや…これって一人暮らしのようなものだよね?
こんなに…心細いんだなあ…てか壁外調査いつだろう…それが私達にとっては初陣なんだよね…ん?初陣なの?私は一度だけこの手で巨人を倒したよね?…まぁいいか
なんて思いながら飯を終わらせ風呂に入った
ジャー…
コンコン
ジャー…キュッ
「誰?兵長とかかな…もしかしてスイバ?どうしよう風呂なんだよね…とりあえずタオルまいて出るか」
そして私はタオルを巻きドアを開いた
「…てめぇその格好はなんだ?」
「風呂に入ってた途中です」
「よく聞こえたな…ドア叩くおと…俺じゃ絶対聞こえねぇぞ」
「あ、耳だけは凄くいいので」
「…そうか、入るぞ」
そしてリヴァイはスミレの脇をスッと通るとソファーに座った
「…あの、リヴァイ兵長?」
「…なんだ」
「どうされたんですか?こんな時間に…」
「…とりあえず風呂の続きに行ってこい」
「あ、はい」
そしてスミレは風呂から出てリヴァイのいる所に戻るとリヴァイはスミレをじっと見た。また、スミレもリヴァイをじっと見た
え…なに…なんかやらかした?…でもなにもしてないよね?なんでこんなに見てくるんだろう
「…おい」
「はい?」
「ボーッとしてねぇでこっちに来い」
「あ、はい…」
そしてスミレはリヴァイの隣に座った
するとリヴァイはスミレの顔から逸らしゆっくりと口を開けると
「来月の初めに壁外調査に行くことになった」
「そうですか…え?リヴァイ兵長それだけですか?」
「いや…実は明日もう1人新兵が来るらしい…今から訓練は間に合わないからてめぇがちゃんと守ってやれと言いに来た」
「リヴァイ兵長?私はまだ配属されてませんよ?どうして守ってやれと言えるんですか?」
「もう決まってるからだ」