第6章 意外な一面
「そうなんだ!ペトラはどうするの?」
「私も空いてるから…一緒に休憩してもいいですか?」
「いいですよ!1人でも多いほうがいいですし!ね?リヴァイさん!」
「好きにしろ」
「じゃぁペトラ!ゆっくり休憩してね!」
「え?夢歩は行かないの?」
「うん…担当してる所の1人の患者さんが吐血しちゃってて…これから様子見に行こうと思ってたの」
「…」
「…?ペトラ?」
返事がないペトラを除くと口をあけてポカンとしていたそしてエレン君もポカンとしておりリヴァイさんは顔を暗くしていた
「あ…すみません…」
「はぁ…構わん…行くぞ時間が勿体ねぇ」
「あ…はい、それじゃぁまた…」
「また後でね夢歩」
「う、うん…」
そして3人の背中に向けてボソッと ごめんなさい と呟いた
私も休憩時間なんだよな…
と思いつつ、紅茶をカップに淹れる
「はぁ…昨日の事があったのに一緒に居られないよ…」
そして飲み終え気分転換に庭に出ていた
「この季節はやっぱりアキノノゲシとかだよね…」
「詳しいんだな」
「え?」
後ろを振り返るとそこにエルヴィンさん…じゃなくて
エルヴィン院長がいた
「エルヴィン院長!?どうしてここに…」
「君がいたからね話かけてみようと思っただけだ」
「は、はぁ……あ、エノコログサだ」
「お、これはエノコログサというのか…というか何故そんなに詳しいんだ?」
「趣味ですから…生け花もしてるんですよ」
「ほぉ…意外だな」
「え?意外ですか?」
「あぁ…良かったらここの庭のプロデュースをお願いできるかな?雑草とかおおくて綺麗じゃないからね」
「え?いいんですか?」
「ああ、ここの庭に色を付けてくれ」
「は、はい!もちろんです!」
そして私は持ち場に戻って仕事をすました