第6章 意外な一面
なんで皆私の方見てるの? え?なんか怖い…
4人の間に生まれた沈黙をやぶったのはミケだった
ミケは先に入るといいお風呂場に消えていった
「えっと…なんですか?今の沈黙…」
と、私はエルヴィンさんとリヴァイさんを交互に見た
「知らん」
「…驚かせてしまったね…すまない夢歩」
「え?あ、いえ…大丈夫です…というか、リヴァイさんの家、とても綺麗ですね、ほとんど掃除する所無かったです」
「あったりめぇだ…誰が掃除してると思ってる」
「口悪潔癖症リヴァイ君w」
ちょっ!?エルヴィンさん!?それはまずいって!
夢歩はリヴァイの方に顔を向けると眉間にシワをよせ
リヴァイは怒った表情をしている
「エルヴィンてめぇ喧嘩売ってんのか」
そりゃそうなるよね?!
と私は心中突っ込んだ…いや、突っ込まざるおえないだろう
「あ…そういえば皆さん着替えどうするんですか?」
「「あ」」
「…リヴァイさんならともかく、ミケさんとエルヴィンさんは、着るものないですよ?」
「…エルヴィンのはあるんだが…ミケのがねぇな」
エルヴィンさんのあるんだ…って、私が1番どうするの!?
「私、どうしようかな…」
「俺のでいいだろ…」
「えっと…じゃぁ…お言葉に甘えて…」
やばい…頭パンクしそう…リヴァイさんの着るってどんだけ私得なんだよ…というかなんでさっきからエルヴィンさん黙ってるの!?
「あ、明日目の検診ですね…」
「あぁ…そうだね、リヴァイは目が良いのに度がないメガネかけてるな」
「え?そうなんですか?」
「別にいいだろ…メガネぐらい」
「お前らなんの話をしていたんだ」
いつの間にかお風呂からあがっていたミケさんが話に入ってきた
「とくになにも話してないよ、じゃぁ先に入るねリヴァイ」
「好きにしろ…」
そして次はエルヴィンがお風呂場に消えていった
そーいえばリヴァイさんの目ってどんな感じだろ…黒っぽいけど青っぽくも見えるんだよね
じっと夢歩はリヴァイの瞳をみた
「…どうした…おれの顔になんかついてんのか」
「いえ…目の色が少し気になったので 」
「目の色?なぜそんなとこを見る」
「だって黒にも見えるし青っぽくも見えるんですもん」
「言われてみればそうだな…自分でも分からん」
分からないのか…でも、なんか吸い込まれそうな瞳だな。