第3章 変わる日常
「遥おはよう!ギリギリセーフだね」
『まあ、なんとかね…』
ピンピンしてるひかりが羨ましい。
「どした?体調悪い?保健室行く?」
『いや、ちょっと気持ち悪いだけだから平気』
「そか?無理しないでね」
『うん、ありがと』
あんまり平気ではないけど、保健室は好きじゃないから連行されたくない。
隣を見ると、机に突っ伏して寝ている影山くんがいた。
あれから、席替えはしていない。
面倒くさいから、という理由で担任は席替えをしようとしないからだ。
よくあんな人が教師になんかなれたものだ。
ある意味尊敬する。