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赤葦くんの秘密【HQ】⚠︎r18

第4章 日向と日陰






「また下っ端の奴らがネコにやられたらしい」

「今月で何度目だよ…?!」

「ネコの奴…急に出てきてやがったな。」

「このままじゃ紛争起きるぞ」

「くそっ…!どうすりゃいいんだ」



ネコ…?


紛争…?



危ない目にあうことには違いないことは伝わってきた

隣街の組が“てっぺん”を争って起こした紛争では負けた組の一家は殺され組員は刑務所行き。
幹部らは死刑、無期懲役に至ったと聞いた

もしかしたら俺も…

そう考えては怖くなって寝れなくなってしまう。



「…片っ端から戦力を集めるしかないな」

「極力外に出ることは避けたほうがいいな」

「いつなにが起こるかわからんもんな」

「今日はもう休もう。体がもたん。」

「そうだな」


足音がこっちに向かってる
やばい、隠れなきゃ

急ぎ足で隣の部屋に逃げ込む。
自分の家だというのに入ったことのない部屋だ

足音が遠ざかっていくのを確認する


ガサッ…


ふと手を置いたところに何か物があった


「…?なんだこれ?」


部屋の電気が付いてないためはっきりとはわからない


「電気…あった」


電気がつき明るくなった部屋



「え…」





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