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赤葦くんの秘密【HQ】⚠︎r18

第4章 日向と日陰






校門をくぐるとあちこちで楽しそうな声が聞こえる

するとどんっと肩を誰かに叩かれた


「京治くんおはよう!」

「おっは〜!」

「あっ、おはよう!」


クラスの友達だった。
俺とは正反対の明るい子と頭の冴えている子

好きなゲームやスポーツが同じですぐ打ち解けれたんだ

この子たちに誘われて俺はバレーを始めた
もともと興味あったし、お父さんも承諾してくれたからバレー少年団に入った


「なあ、京治って中学どこいくんだ?」

「俺は…家から近い中学にいくよ」

「そうなの?!京治くんならバレーの強い学校いくかと思ってた」


バレー…中学でも出来るかな?
学校側に拒否されないならやりたいけど


「皆んなはどこいくの?」

「俺は森然中!にーちゃんもいるからな!」

「俺は生川中に行くよ」


森然…生川…バレーの強い中学。
確か高校も強いって聞いた


「京治、梟谷中から推薦来てたよな?」

「うん。断ったけどね」

「え!断ったの?!もったいない」


梟谷。
中高一貫校。バレーをはじめ、スポーツに力を入れている高校だ。

小学最後のバレーの大会で梟谷中のバレー部の顧問から話をされたけど断った

俺の家庭を知ったらきっと断られると思ったから




キーンコーンカーンコーン…



「やっば!!遅刻になる!いそげ!」


手を繋いで猛ダッシュする
友達といると笑顔になれる

楽しい
嬉しい


俺がこんな感情もっていいのかな




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