第2章 With Ray(レイ）　

アリスの顔がみるみる羞恥の色に染まり、声を上げてみようとするものの、ヨナの指が口の中にあってそれもままならない。


「.......期待してもいいの？」
「んんんんっ」

アリスは肯定とも否定とも取れる返事をすると、ヨナはそれに口角を吊り上げてみせた。


「答えは、君の身体が教えてくれるよね。」
「!?」

言って、ヨナはアリス下着をずらすと、蜜で濡れたそこに中指を侵入させる。

「んんっ!?」
「ねぇ、気持ちいい？気持ちいいって言ってよ。」

下をイジメながら、耳をアリスの口元に持ってきたヨナは、指を抜いてアリスの口を解放する。


そして小声で囁いた。


「俺にだけ内緒で教えてよ。気持ちいいでしょ？」
「ヨナお願いだからやめ...あぁんっ」


アリスが抗議の言葉を口にした途端、ヨナが指を深く入れて奥をついた。


「強情な子だね、アリスは。言ってごらんよ、気持ちいいって。」
「ヨナどうして....っあ」
「ねぇ、最後だから俺の聴きたい言葉を聞かせてよ。気持ちいいって言ってよ。君も俺のことが好きだって言ってよ。」


ヨナにされるがままのアリスの目尻からは涙が伝っていたが、何故か泣きそうな顔をしているのはヨナの方で、懇願するようにアリスを見つめていた。