第2章 With Ray(レイ)
素早くのブラウスのボタンが外されて、露わになったアリスの白く滑らかな肌にヨナが口付ける。
その感覚にアリスは堪らなくなって、声は出せないものの、身体をよじらせて身悶えする。
「何、少しは俺で感じてくれてるの?」
僅かに嬉しそうに顔を上げたヨナの瞳には、まだ憂いの色が見て取れる。
胸元から臍、さらにその下へ、舐めるように順番に愛しながら、ヨナは独り言のように呟き始めた。
「ねぇ、アリス」
「......っ」
肌を強く吸われ、電気が走るような感覚をアリスに与えながらも、ヨナは続ける。
「もう最後になるから、照れずに君に伝えることにしたよ。」
「....んんっ」
アリスの臍を舌先で弄りながら、ヨナがからかうように内腿を撫で上げた。声にならない声でアリスが反応すると、ヨナは楽しそうにさらにアリスの太ももを弄る。
「俺はずっと」
愛しげにアリスの内腿を撫でるヨナの手はさらにその奥への、アリスの下着へと伸びる。
「君のことが...............え?」
面白そうにアリスの太ももをさすっていたヨナだったが、アリスの下着の一番敏感な部分を悪戯のように触れて、言葉を失った。
そこは不覚にも、ヨナの簡単な愛撫で洪水のようになってしまっている場所......
「........なにこれ」
唖然とした顔をするヨナに、アリスは火が出るほど恥ずかしい気持ちになり、思わず涙目になった。