第2章 With Ray(レイ)
「ヨナ、今度は何があ......っ」
アリスがヨナの悲しそうな目を見つめていると、不意に胸を撫でられて色っぽい声が漏れた。
「君が気にすることじゃないよ。」
「ちょっと待ってヨナ何考えて...ぁっ」
言葉では抵抗してみるアリスだが、ヨナの女の体を知り尽くしたような手つきで胸を弄られると、身体は喜んだように反応してしまう。
「ぁ...嫌、ヨナ待っ...あぁっ」
「声、出さないで。いい子にしてなよ。」
ヨナは胸を弄る手を早めながら、もう片方の手の指を何本かアリスの口に押し入れた。
「ヒョナ...!?(ヨナ....!?)」
「ゴメンね。声出そうになったら、俺の指を噛んでくれていいから。」
そう言ったヨナの瞳が悲しげに揺れたが、アリスの身体を愛撫する手は激しさを増していく。