第2章 With Ray(レイ)
「....?!」
ヨナは強く口付け、そのままアリスをベッドに押し倒すと、上に跨った。
「ヨナ...!? どうしてまたこういうことす」
「しっ」
ヨナは、立てた人さじ指を唇に押し当てて静かにするようジェスチャーすると、美しい琥珀色の瞳で、アリスの目をじっと見つめた。
「いい子にしててよ。君との最後の時間を、誰にも邪魔されたくないんだ。」
「最後の...時間...?」
「意識が吹っ飛ぶくらい君を気持ちよくイかせて.........逝かせてあげるから。」
言い直したヨナは何故か顔が酷く曇った。