第2章 With Ray(レイ)
「あーもう!なんなんだよ、お前はっ!」
レイが突如荒らげた声に、アリスは驚いて肩が跳ねた。
「俺だって言ってくれたら、こんなことしねーのにっ!アリスがはっきりしねーからだろ!」
「わっ私とヨナは本当に何もやってないよっ」
言いがかりだ、とばかりに憤慨したアリスが言い返す。
言い訳にしか聞こえないレイはさらに語気を強める。
「あんな仲良さそうにして、しかもアイツと同じ香水まで付けてんのに、お前はそれで通用すると思ってんのかよっ!」
「こ、これは偶然私がもうすぐ元の世界に帰るからってプレゼントされて…っ」
「うるせえ…っ!」
ああもう、コイツのまどろっこしい態度イライラする.....っ
激昂したレイにアリスの言葉は届かない。瞬間、アリスのスカートがバッと捲られて、すでに甘い蜜が出始めたそこをレイ指で下着の上から撫で上げた。