第2章 With Ray(レイ)
「ちょ…っ」
アリスの戸惑う声が頭上でしたが、レイは構わず大きく開いた胸元に口付ける。
「レイ、どうしたの一体っ…ぁんっ」
両手でアリスの胸を揉みしだきながら、形の良いそれに丁寧に口付けると、アリスの口から甘い吐息が漏れて、ますます欲しくなる。
アリスの体の反応を見ると、期待を捨てきれないと感じたレイだが、一抹の不安をぬぐい去れない。
「…お前ら今日はどこ行ってたの……?仲良さそうだったけど。」
「…た、ただ一緒に香水の店に行っただけだよ…っ」
アリスを思うまま貪っていたレイだが、絞り出すように言われたその言葉にふと止まる。