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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第2章 With Ray(レイ) 




誰もいなくなったガーデンに一人、ヨナはドサッと膝から崩れ落ちた。


「....っ畜生....っ」


硬い地面に拳が振り下ろされ、被っていた軍帽が落ちてヨナの綺麗な髪が乱れる。


握った拳の力は強く、冷たい芝生は掴まれてバリバリとちぎれた。



最後に涙を流したのはいつだろう。辛いことはなんでも我慢してきたヨナは思い出せない。しかし、今は悔しさで流れる涙を抑えられない。



「そんなに悲観する必要はないですよ。」



聞き慣れた温和な声がして、ヨナは顔を上げた。


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