• テキストサイズ

《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第2章 With Ray(レイ) 



「ボス...!」
「大丈夫だ。」

遠くにいて応戦できないシリウスの声が届いたが、レイは動じるでもなく答えると、視線をゆっくりヨナに移した。

長い睫毛の奥で光る琥珀色の瞳は、確かな敵意で揺れている。

「お礼はもう言ったし、アリスをそろそろ離しなよ。」
「....本当に籠絡されてんだな。」
「君こそ。」

レイの呟きを否定するでもなく、ヨナは不敵な笑みを浮かべては刃をレイの首に近づける。


「ヨナ、やめ...っ」
「アリスは黙ってなよ」

それを見ていたアリスが割って入るが、ヨナがピシャリと言う。


やがて押し付けられた刃がレイの薄い皮膚を切って、真紅の血が流れ出し、両軍の誰もが息を呑んだ時....



「勝手に話を進めるのをやめろ。」


ランスロットの声がガーデンに響いた。





/ 194ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp