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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第2章 With Ray(レイ) 




その言葉に会場の空気は一気に張り詰める。


レイは動揺することなくランスロットに向き直ると、その目を見据えて言った。


「赤のキング。俺は今何がどうなっているのか、さっぱりわからない」
「...? 先程のアリスの告白を聞いていなかったか?其の者が、いたずらでこの様な重要な会議の場の秩序を乱したのだ。」
「...。 それで、そうだったとして、どうするつもりだ。」

レイが尋ねると、ランスロットは口角をゆっくり吊り上げだ。


「今ここに、『アリス狩り』を命じる。」


大人しくランスロットの話を聞いていたアリスが、びくんと肩を震わせたのを感じたレイは宥めるようにアリスを抱く腕の力を強める。


そして厳しい表情で答えた。


「会談は決裂した。黒の軍はアリス狩りには参加しない。」



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