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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第2章 With Ray(レイ) 




「おっと、いけませんよ。今いいところなんですから。」

サーベルを引き抜いたエドガーに応戦したのはシリウスだ。感情が高ぶるレイを諌めるように、シリウスがレイに鋭い視線を送る。

「ボス、下がったほうがいい。これは黒の軍にとっては余計な争いだ。」
「黒のクイーンの仰る通りです。今は引き下がった方が得策だと思いますよ?」

笑顔で言うエドガーの目は笑っていない。そうしている間にも、アリスの体は宙高く浮き上がり、とても苦しそうな顔をしている。

今すぐ助けたい....そんな思いに駆られたレイの体は、奥の方から熱くなる。

これ以上は我慢できないそう思った瞬間、銃声が鳴り響き、皆が其方に気を奪われた。

刹那、レイはフェンリルの方を見やり、そのニヤリと笑った口元を見て何かを確信すると、だっとアリスの方に駆け出した。


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