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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第1章 With Jonah(ヨナ) Act1




「何?またいつもの貧乏性?」

アリスの拗ねた様子から素早く察したヨナが、口角を釣り上げて笑う。

それに、さらに唇を尖らせたアリスが言い返す。


「ヨナの金銭感覚が異常なんでしょっ!」
「何言ってんのさ。君も仮にも赤のクイーンの恋人だったら、このくらいのプレゼントには慣れなよね。」

反省する様子など、微塵も見せずに高飛車にものを言うヨナに、ついていけないとばかりにアリスは頭を振った。

と、突然、肩にズシッと重みを感じた。

ヨナがアリスの肩に顔を埋めている。ヨナの細くて柔らかい毛がこそばゆい。

「...ヨナ?」
「.....」

顔を隠したのヨナの表情を窺い知ることはできないが、拗ねてしまったのだろうか。

相変わらず可愛いなぁと思えば、愛しさが込み上げてきて、思わず口元が緩んでしまう。

「...文句言ったりしてごめん。でも本当はすごく嬉しいよ。」
「....」

そう言って、ヨナの頭をポンポンと撫でてみる。いつもは真っ赤な顔して、「べっ別にお礼が欲しいってわけでもないからねっ」なんて、わかりやすく天邪鬼になるんだけど、ヨナは肩に顔を埋めたまま、微動だにしない。


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